医院ブログ
フッ素で歯を強くする!年齢別の正しい使い方と虫歯予防のポイント
フッ素とは?歯を強くして虫歯予防に役立つミネラル
フッ素はカルシウムと同じようなミネラルの一種で、海水や食べ物などにも微量に含まれています。
歯に取り込まれることでエナメル質を強化し、虫歯菌が作る酸に溶けにくい歯を作ります。さらに、虫歯菌の働きを弱める作用もあり、虫歯予防に効果的です。
歯科医院で塗布するだけでなく、毎日のセルフケアでフッ素入り歯磨き粉を使うことで、より高い虫歯予防効果が期待できます。
何歳からフッ素を塗るべき?年齢別フッ素使用量と濃度
歯が生え始めてからなら、何歳でもフッ素を使って問題ありません。ただし年齢によって適切な量や濃度があります。
- 歯が生え始め~2歳:900~1000ppm(米粒程度:1~2mm)
- 3~5歳:900~1000ppm(グリーンピース程度:5mm)
- 6歳以上:1400~1500ppm(歯ブラシ全体:2cm程度)
市販の歯磨き粉に含まれるフッ素は1500ppmまでと法律で定められています。それ以上の高濃度フッ素(9000ppmなど)は、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が扱うものです。
高濃度フッ素の効果と注意点
歯科医院で使う高濃度フッ素(9000ppm)は、一度の塗布でも高い効果があります。ただし、頻繁に塗りすぎるとフッ素症(歯に白斑や白濁が出る状態)になるリスクもあるため注意が必要です。
定期健診のタイミングで塗布する分には安全で、繰り返し行うことで丈夫な歯を維持できます。
ただし、虫歯のなりやすさや口腔内の状態によって塗布頻度は異なるため、歯科医師や歯科衛生士に確認しましょう。
フッ素洗口液で毎日の虫歯予防
歯科医院でも取り扱っているフッ素洗口液(ビーブランド)は、ぶくぶくうがいができる年齢から使用可能です。
フッ素洗口には2つの方法があります。
- 毎日法:低濃度フッ素を毎日使用(定着しやすく効果的)
- 週一回法:少し高めの濃度を週1回使用
ビーブランドは445ppmの低濃度なので毎日使用でき、就寝前や食後の歯磨き後にブクブクうがいをするだけで簡単です。
使用後は30分間飲食を控えるとより効果的です。
まとめ:フッ素で歯を強くして一生自分の歯を守ろう
フッ素入り歯磨き粉やフッ素洗口液を毎日の習慣に取り入れることで、虫歯に負けない強い歯を育てることができます。
さらに、3か月ごとの定期健診で歯科医院の高濃度フッ素を併用すれば、虫歯予防効果はさらにアップ!
当院ではお子様から大人まで使えるフッ素入り製品をご用意しています。お気軽にスタッフにご相談ください。
北千里の歯医者・矯正歯科
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